職場環境改善、4社が取り組み発表 津で成果共有セミナー 三重

【取り組みの成果を発表する参加企業=津市羽所町のアスト津で】

【津】働きやすい職場環境づくりに取り組んだ三重県内企業の成果共有とセミナーが6日、津市羽所町のアスト津であった。アドバイザーの助言を受け、本年度業務改善などに取り組んだ県内4社の発表や先進企業の講演があり、会場とオンライン合わせて110人が参加した。

県の働き方改革取り組み発信、休みやすい職場づくりの両事業。業務改善▽テレワーク▽女性が働きやすい職場づくり▽休みやすい職場づくり―の4テーマに16社の応募があり、1社に付き4回アドバイザーを派遣した。

成果発表では福祉施設▽システム開発▽製造業▽デザイン制作―の4社が取り組みを紹介し、支援したアドバイザーが講評した。

松阪市の聖ヨゼフ会松阪の黒谷晃平施設長は全拠点で取り組んだ「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の5S活動を紹介。高原祥子アドバイザーは「全職員に向け整理できる場所のアンケートを取り、全拠点で行ったことが成功の要因」と分析した。

セミナーでは、亀山市の運送業、カワキタエクスプレスの川北辰実代表が「2024年問題は完全に(?)解決した!」と題し講演。新卒や20代未経験者を積極採用し若い組織をつくり上げた経緯に触れ「お客さまから評価を得られる品質が重要」「品質は『人の品』と『仕事の質』」などと話した。