特別職報酬等審議会の開催を 鈴鹿市議会、市長に要望書提出 三重

【末松市長に提言書を手渡す池上議長(中央)=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市議会(池上茂樹議長)は15日、総務、文教環境、地域福祉、産業建設の4常任委員会がまとめた市への提言書と、今後の議員報酬のあり方について、市に特別職報酬等審議会の開催を求める要望書を末松則子市長に手渡した。

各常任委員会は、約6カ月にわたって調査研究した市の事業に対する報告書を昨年12月に議長へ提出。提言書では、行政評価についてや子育て支援についてなど、計12項目にまとめた。

議員報酬のあり方については、議会改革特別委員会が昨年5月から議論を進めてきた。11月に議長に提出された報告書では「特別職報酬等審議会での審議を市長に要請すべき」との結論に至ったことから、今回の要望書提出につながった。

提言書と要望書は池上議長が末松市長に手渡し、提言書については「次年度の予算編成や今後の政策決定の参考にしてほしい」、要望書については「特別職報酬等審議会を早期に開催していただくとともに、変化の激しい社会経済情勢に臨機に対応するため、毎年開催してほしい」と述べた。

末松市長は「いただいた提言については各担当部署で精査し、政策決定の参考にする。特別職報酬等審議会の開催については、昨今の社会情勢なども鑑み、早期の開催に向けて進めたい」と答えた。