三重VIが待望2勝目 ハンドリーグH

【昨年5月のHC名古屋戦以来約8カ月ぶりにホーム戦復帰の三重バイオレットアイリス飯塚美沙希主将=AGF鈴鹿体育館で】

開幕中のハンドボール国内最高峰リーグ「リーグH」。三重から唯一参加の女子チーム、三重バイオレットアイリスは13日、鈴鹿市内で過去リーグ優勝の経験もあるイズミメイプルレッズ広島を28―26で破り、今季ホーム初勝利で通算成績を2勝6敗とした。暫定順位は11チーム中9位。

昨シーズンから大きく戦力が入れ替わり、苦戦を強いられる中で、暫定5位のチームから待望の2勝目。昨年5月の試合中発生した左膝前十字靭帯損傷とその後の手術で、長く戦列から離れていた飯塚美沙希主将が途中出場ながら、約8カ月ぶりにコートに立つ場面もあり、チームメートだけでなくファンも奮い立たせた。

かつて日本代表も率いた黄慶泳氏を2022年から監督に迎えているが現体制でイズミに勝つのは初めて。「今まで良くなかった前半のゲームの入りが良かった。DFも良く、速攻まで行けたことも勝因」と話す飯塚主将は「この流れを持って行きたい。自分もまだ思うようなプレーはできないが、少しでもチームのプラスになる働きができれば」と話していた。