
【亀山】三重県の亀山市は12日、同市東御幸町の市文化会館で、新たに20歳を迎えた人を祝う「20歳の集い」を開催した。20歳を迎えた479人(男264人、女215人)のうち、男女計341人が出席した。
櫻井義之市長、中原博教育長のほか、小中学校長らが列席する中、家族ら約120人も会場に入り、20歳の門出を祝った。
櫻井市長は「本市は11日、市制施行20年を迎え、皆さんは亀山市と同じく20歳という、人生の大きな節目を迎えられた」と述べ、「皆さんにこの言葉『Be ambitious』を贈ります。志をもたれ、実りある人生を切り拓かれることを、期待します」と式辞した。
小林祐惺さん(19)と川口芽生さん(20)のいずれも大学生の2人が「誓いのことば」を述べた。
小林さんは「中学、高校と剣道部に所属し、所作や作法も重視される環境下で自分を律する精神を鍛えてもらった」とし、「自身の将来を描くこの時期、『なりたい自分』をより明確にしていく課程と『足りないと感じる部分』について、貪欲に学ぶ姿勢を、大切にしていきたいと考えている」と話した。
川口さんは「後悔することがないよう、常に変化し続ける世界の中で、自分が本当にしたいことを見失うことなく、行動し続けるわたしでありたいと覚悟を新たにした」といい、「これまで支えてくださった全ての人への感謝を忘れず、夢や目標に向かって、日々精進することを誓います」と述べた。
20歳を迎えた7人が実行委員として企画した式典では、津市を拠点に活動しているよさこいチーム「四季舞」が舞いを披露。恩師からのビデオメッセージの映像に笑いや拍手などで盛り上がり、和やかな集いとなった。