
【伊勢】三重県伊勢市の「20歳のつどい」(成人式)が12日、同市岩渕のシンフォニアテクノロジー響ホール伊勢で開かれ、華やかな振り袖やスーツ姿の若者たちが節目を祝い、気持ちを新たにした。
本年度に20歳を迎える1080人のうち926人が出席。式典は、実行委員22人が、未来への飛躍へ思いを込め「翔」をテーマに掲げて企画し、準備を進めてきた。
鈴木健一市長は祝辞で、伊勢神宮式年遷宮に向けた民俗行事「お木曳」に触れ「今年から遷宮の関連行事が始まる。伊勢が大切にしてきた民俗伝統行事に積極的に参加してほしい」と呼びかけた。
実行委員会副委員長を務めた愛知学院大2年の杉本聖登さん(20)は「今までの20年を振り返り、今後進む道を考える節目にしたい。多くの人に支えられてきたように、自分も次の世代を支えられる大人になりたい」と話していた。