三重22市町で「成人の日」式典

【晴れ着姿で記念撮影する参加者=津市北河路町で】

三重県内では12日、津、四日市などの22市町で「成人の日」(13日)に伴う式典が開かれた。いなべ市と木曽岬町は11日に開催。大紀町、御浜町、紀宝町は2日、熊野市は3日に開いた。いずれの式典も、本年度に20歳を迎える人が対象。一方、伊賀市は令和5年から開催していた「18歳成人式」を取りやめ、令和9年から20歳を対象に実施する予定。

晴れ着姿、2143人集う 津の20歳、社会の担い手に

【津】成人の日(13日)を前に12日、三重県津市北河路町の日硝ハイウエーアリーナで「津市20歳のつどい」(津市、同つどい実行委員会主催)があり、本年度20歳を迎える2143人(対象者2751人)が参加した。式の前後は会場周辺で写真を撮り合う晴れ着姿の参加者や保護者、写真愛好家らでにぎわった。

式は各出身中から集まった48人の実行委員が昨年7月から企画した。前葉泰幸市長は「若い人の力で津市が元気になる。皆さんは社会の担い手として活躍しふるさと津市を忘れず大きく展開して」とあいさつ。同市出身の先輩としてプロ野球阪神タイガースの前川右京選手(21)が登壇し「全てにおいて感謝を忘れないで」と呼びかけた。

【前川選手のユニホームの当選を友人と喜ぶ松岡さん(左から2人目)=津市北河路町で】

前川選手のサイン入りグッズのプレゼントもあり、野球部出身でユニホームが当選した大阪公立大の松岡孝樹さん(19)は「高校野球の時から見ていた。ユニホームも、当たったこともうれしい」と喜んだ。

実行委員長で名古屋市の税理士法人に勤務する加藤知暉さん(20)=久居中出身=は「人生に一度の経験と思い実行委員になった。津市が好きで盛り上げたいのでいずれ戻ってきたい」と話した。