
【熊野】三重県の熊野市は19日まで、同市井戸町の文化交流センターで、友好都市の奈良県桜井市との絵画交流作品展を開いている。両市の子どもらが描いた個性豊かな作品100点を展示している。
熊野市によると、両市は昭和61年に友好都市提携を締結。特産品販売や文化事業での交流を続けてきた。作品展を通じて美術教育の振興を図ろうと、約10年前から隔年で実施している。
今回は桜井市の幼稚園と小中学校、熊野市の小中学校から各50点が集まった。会場には雨がっぱを着て通園する姿をクレヨンで描いた絵や、魔法使いとお化けを描いた切り絵などが並ぶ。
熊野市の担当者は「両市の地域性の違いが作品に表れている。子どもたちの純粋で創造力豊かな作品を楽しんでもらいたい」と話している。
31―来月11日には桜井市役所地域交流センターで開催する。