鈴鹿病院に運営指導 三重県、障害者虐待の認定受け

【県が運営指導をした国立病院機構鈴鹿病院=鈴鹿市加佐登3丁目で】

【鈴鹿】三重県は11日、三重、愛知両県の10市から16件の障害者虐待認定を受けた鈴鹿市加佐登3丁目の国立病院機構鈴鹿病院(久米聡院長)に対し、運営指導をした。

運営指導は障害者総合支援法に基づく措置で、非公開。

県によると、この日は障がい福祉課と福祉監査課の職員計6人が同院で、虐待の再発防止に係る取り組みの聞き取り調査をはじめ、職員の人員基準や運営基準を満たしているか、関連書類の確認などをしたという。

県は今回の調査を踏まえ、今後の指導方針について検討し、書面で結果を通知する。

同病院は神経、筋疾患、重症心身障害の専門医療機関。5月に関連市町などに、医師や看護師らによる暴言などの虐待があると匿名の通報があり、発覚した。