「竹あかり」駅前照らす 亀山・JR関駅、和のおもてなし 三重

【桜の花びらや花火を施した「竹あかり」=亀山市関町新所のJR関駅前駐車場で】

【亀山】三重県の亀山市観光協会は28日、同市関町新所のJR関駅前駐車場に、「竹あかり」を設置し午後5時から点灯した。

市地域社会振興会と市内の観光地域づくりに取り組む「DMOカメヤマモデル」が制作協力した。

竹あかりは、関宿を訪れる人や同駅の利用者らへのおもてなしの心として、冬の電飾(イルミネーション)に替わる、和の明かりとして初めて試みた。1年を通じて点灯するという。

直径約10センチ、長さ80センチ―1・2メートルの計15本の竹は、花火や桜の花びらなどを施し、竹にバーナーで焼き目を付け、明かりはLED(発光ダイオード)を使用。毎日午後5時から、同駅から亀山行きの最終電車の発車時刻午後10時43分まで点灯するという。

同協会の本間一也事務局長は「仕事帰りの人らが電車から降りて、竹あかりを見て、気持ちが和やかになってもらえれば」と話していた。