まち歩き兼ね芸術鑑賞 松阪で来月、豪商旧宅に9人立体作品 三重

【松阪カルチャーストリートをアピールする松本氏(右から2人目)と竹上市長(同3人目)ら=松阪市役所で】

【松阪】まち歩きを兼ねた芸術イベント「松阪カルチャーストリート」(伊勢新聞社後援)を前に実行委員会メンバーが18日、三重県の松阪市役所で竹上真人市長に開催をPRした。11月9―17日、地元ゆかりの作家をはじめプロの立体作品を豪商旧宅などメイン会場三カ所に展示する。

同市とNPO松阪歴史文化舎、同市観光協会、松阪商工会議所、松本紙店が実行委をつくり、4回目となる。今回は宝塚一号墳埴輪(はにわ)の国宝指定にちなみ「『かたち』の発見」がテーマ。

メイン会場は旧長谷川治郎兵衛家(同市魚町)、旧小津清左衛門家(同市本町)、原田二郎旧宅(同市殿町)。アーティスト9人が出品する。初出展は同市飯南町にアトリエを構える平松嵩児さん。愛知県出身で、今年の同市美術展覧会で岡田文化財団賞を受賞した。

サテライト会場は松本紙店が同市中町で運営するギャラリーMOSや岡寺山継松寺、ギャラリーカフェうつくしや、サイトウミュージアムなど八カ所あり、展覧会を開く。

松本紙店の松本恵介代表は「旧家の風格を生かして現代アートを展示する」とアピール。竹上市長は「街中を展覧会的にしてすごくいい」と期待した。