鎌で稲刈り、収穫喜ぶ 子どもら60人体験 松阪・三重

【コシヒカリを収穫する参加者ら=松阪市嬉野黒野町の田んぼで】

【松阪】農業屋を運営するクラギ(三重県松阪市川井町、竹内秀樹社長)は7日、同市嬉野黒野町のクラギ嬉野農場付近の田んぼで稲刈り体験を実施した。市内を中心に約60人の子どもらが参加し、春に植えたコシヒカリを収穫した。

同イベントは、子どもらに米作りの大変さやありがたみを伝え、農業や自然環境に触れる機会としてもらおうと同社が開いており、17回目の開催。

子どもらは約千平方メートルの田んぼでスタッフから助言を受けながら鎌を使い、春の田植え体験で自分たちが植え、豊かに実ったコシヒカリを収穫した。収穫されたコメは後日精米され参加者にプレゼントされる。

市内から参加した鈴木ひなさん(9つ)は「稲刈りをしたのは初めて。稲は堅かったけどパパと一緒に上手に取れた。食べるのも楽しみ」と笑顔で感想。クラギの竹内悠常務は「コメの需要が高まっている中で、子どもたちが昔ながらの米作りを体験し、楽しみながら農業や自然について学んでくれれば」と期待した。