三重県彫刻会元会員が三人展 四日市のギャラリー「黒い森」 三重

【作品を紹介する伊藤さん(左)と柴田さん=四日市市新町のアートギャラリー「黒い森」で】

【四日市】今年4月に解散した三重県彫刻会の会員だった菰野町田光の伊藤元博さん(71)と桑名市末広町の柴田恭宏さん(49)、鈴鹿市自由ケ丘の上原正廣さん(74)による「赤い部屋・彫刻三人展」が、四日市市新町のアートギャラリー「黒い森」で始まっている。11日まで。

木彫作家の伊藤さんは、音符や楽器がゆらゆら揺れる文部科学大臣賞受賞作のモビール「ミュージック」や、市美展市長賞受賞作「鮟鱇(アンコウ)」など約60点を並べている。

立体造形作家の柴田さんは、プラスチックボトルや洗濯ばさみ、フォークなどを使って形作り、金属のように彩色した県展入選作「スチームピングー」など25点、鈴鹿市芸術文化協会会員の上原さんは、発泡スチロールや樹脂などでユーモラスに表現した動物アート作品を中心に20点を展示している。

伊藤さんは「初の三人展。個性の異なる仲間と、どんな表現ができるだろうかと思い立った。親子で楽しんでもらいたい」と話していた。