【度会郡】夏の味覚「えびすかぼちゃ」の収穫が、三重県玉城町や伊勢市で最盛期を迎えている。8日から出荷が始まる予定で、8月中旬頃まで約130トンを県内や大阪の市場に出荷する見込み。
えびすかぼちゃは甘く粘り気のある食感が特徴。JA伊勢オリジナルブランド「伊勢やさい」に登録されていて、JA伊勢振興野菜部会の31戸が玉城町や伊勢市の約5・6ヘクタールで栽培している。JA伊勢によると、今年は天候の崩れもなく順調に育っていて、品質も上々という。
玉城町岡出にある畑では、生産者の下村和男さん(73)が生育具合を見極めながら、一つずつ丁寧に収穫。甘みが増すように収穫後7―10日ほど、涼しい倉庫などで寝かせてから出荷する。
下村さんは「えびすかぼちゃの需要が増えるように、いろんなアイデアで料理をしてもらえれば」と話した。