帝国データバンク四日市支店は5日、三重県名張市桔梗が丘二番町の住宅販売会社「名張ハウス」が先月31日付で事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債は約4億1千万円の見込み。
支店によると、昭和45年3月に設立。名張市や伊賀市を主なエリアとし、分譲住宅の販売や宅地の分譲などを手がけてきた。平成17年3月期には約4億1400万円の年売上高を計上していた。
一方、地価の下落や借り入れなどで財政状況は逼迫(ひっぱく)。昨年3月期の年売上高は約2億8400万円に落ち込んだ。コロナ関連の融資を受けるなどして立て直しを図るも改善の見通しは立たず、事業継続を断念した。