
【いなべ】夫婦ともに絵画制作に励む三重県四日市市貝家町の有竹敏視さん(70)と妻和子さん(64)は5日、いなべ市北勢町田辺の哲学舎という名の美術館で作品展を開いた。九日まで。
2人で作品展を開くのは久しぶりで、小学1年になる孫の絵も一緒に展示した。アクリル画や水彩画、オブジェなどもあり、約30点が並ぶ。
敏視さんは風景や人物といった具象作品を手がけ、和子さんは半具象的な作品に取り組んでいる。今年2月、能登半島地震で大きな被害があった石川県七尾市を訪ねたという和子さん。モノトーンで表現した能登をテーマにした新作も紹介している。
和子さんは昨年5月、同館を訪れた。目の前にガーデンがあり、緑に囲まれた美術館の雰囲気をすっかり気に入り、「ここで作品展を開こう」と決めた。「作品と美術館で過ごす時間を楽しんでもらえたら」と話す。
入館料800円が必要。ドリンクと生チョコが付く。