皇學館大は先発の4年生右腕宮﨑が9季連続優勝の立役者となった。4回を投げた29日の四日市大戦に続く登板だが、5回⅓を投げて6奪三振、被安打2の無失点投球(自責2)。六回に入って1死から3連続四球を出して同学年の江南に優勝のマウンドを譲ったが「変化球をうまく低めに集められた。大学4年間で一番良いピッチングができた」と会心の笑顔を見せた。
中部大春日丘高を経て皇學館大に進学。入学後ケガに苦しむ時期が長く、リーグ戦に出始めたのは3年の秋だったが「球速以上に速く見えると言われる」140キロ台の直球を軸に短期間で頭角を現した。昨年秋のリーグ最優秀投手の江南を始め「良い投手が後ろにいっぱいいてくれているので1イニング1イニング全力で投げることができた」と周囲に感謝し、「東海でさらに良い投球を」と意気込んだ。