G7パトカー出発 三重県警、交通相会合向け志摩で警備

【G7パトロールカーの前で國枝署長(左)から鍵を受け取る結城警部補=志摩市の賢島駅前で】

【志摩】G7三重・伊勢志摩交通大臣会合開催まで残り50日に合わせて、県警は27日、志摩市阿児町神明の賢島駅前でG7パトロールカーの出発式を開いた。鳥羽署を拠点に開催までの間、志摩市内でパトロールに当たる。

主会場となる志摩市の賢島周辺の地元住民の不安払拭に向けて、地域パトロールや公共機関など集客施設の警戒や、警備に伴う各種情報の発信に当たる。車両は県警本部地域課が管理する移動交番用のハイエースを転用し、鳥羽署員から2人が交代して運用する。

この日は、同署刑事課の結城美恵子警部補(55)が代表して國枝正嗣鳥羽署長から鍵を受け取った7年前の伊勢志摩サミット時には賢島に置かれた臨時警備派出所で勤務したという結城警部補は、「住民の理解と協力が大前提。不安払拭に向けて住民との架け橋になれたら」と話していた。

國枝署長は「開催50日前ということで、引き続き地域の理解や協力を受けて警備完遂を目指して取り組んでいきたい」と話した。