児童42人、田植え体験 亀山・白川小、働く喜びや尊さ学ぶ 三重

【横1列に並び田植えをする児童ら=亀山市小川町で】

【亀山】三重県亀山市立白川小学校(平野朋希校長)の全校児童42人は27日、同市小川町の浅野正さん(67)所有の水田(約20アール)で、田植え実習体験を実施した。学校運営協議会と白川地区まちづくり協議会、PTA関係者ら約10人が協力。あゆみもちの苗は、JA鈴鹿が提供した。

体験は、コメ作りを通じて働く喜びや労働の尊さを学ぶのが目的。約20数年前から毎年、実施している。

児童らは浅野さんから「3、4本の苗を田植え縄の赤い印に沿って軽く植えた後、一歩下がって次の苗を植えて」と説明を受け、はだしで田んぼに入った。全員が横一列に並び、「足が抜けない」「うまく動けない」など言いながら苗を植えた。

6年生の鳥居里桜さん(11)は「少し水が冷たかった。隣の1年生に教えながら植えました」と話した。

平野校長は「秋に収穫するもち米で、餅つきや来年春の卒業式用の紅白の餅にします」と児童らの田植えを見守っていた。