庁内会議名称を改訂へ 三重県、知事発言で 「本部」など削除

三重県が一見勝之知事をトップとする庁内会議の名称を改訂する方針を固めた。一見知事が「会議の名称に違和感がある」と発言したことが理由。複数の推進本部会議について「本部」などの文言を削除する見通し。庁内からは今回の対応に「知事への忖度(そんたく)が過ぎる」との指摘もあるが、総務部は「分かりやすさを重視した」としている。

関係者によると、一見知事は18日、秘書課の職員に「推進本部会議の名称に違和感がある。推進会議が良いのでは」と発言。部局長らの会議などではなく、いわゆる「レクチャー」の場だったとみられる。

この発言を受け、総務部は翌19日付で「推進本部会議」の名称を変更するよう全部局にメールで通知。「知事は会議の名称に本部という語が含まれていることに違和感を覚えられている」などと記載した。

総務部によると、庁内には一見知事をトップとする12の会議があり、うち10の会議に「本部」や「本部員」の文言がある。行財政改革・デジタル戦略推進本部本部員会議など、双方が入ったものもある。

通知を受け、各部局は名称の変更を進めている。県土整備部は昨年4月から設けている「港湾みらい共創本部会議」について、今月27日の開催分から「本部」を削除して「推進」を加えることにした。

一方、庁内からは「既にある会議の名称を変更する必要はないのでは」との指摘が。「知事の発言をあからさまに書いたメールを送るよりも、正式に改称を決めてくれれば良いのに」との声もあった。

総務部は会議の名称変更について「それぞれの会議が取り組むことを県民に分かりやすく伝えるため。国の会議も参考にした」と説明。「総務部で考えた結果で、知事からの指示ではない」としている。