3大会制覇を目標に 女子ラグビー「パールズ」が新体制発表

【新体制発表会で決意表明するパールズ共同主将の山中美緒選手(左から3人目)と齊藤聖奈選手(右端)=18日、四日市市安島の都ホテル四日市で】

三重県四日市市を拠点に、2016年から活動する女子ラグビーチームの「パールズ」が18日、四日市市内で23年新体制発表会を開き、7人制の国民体育大会と太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ、15人制の全国女子選手権の3大会制覇を目標に掲げた。

栃木国体優勝などの実績を残した昨シーズンをもって、7人制と15人制の日本代表だった伊藤優希ら4選手が引退。月田伸一ヘッドコーチのほか15人制代表の玉井希絵、谷口琴美の2選手が退団し、松阪市出身の玉井選手は夏以降の海外挑戦を予定している。

新シーズンを戦うのは26選手で新加入は6選手。このうち7人制と15人制でニュージーランド代表として活躍し7人制代表チーム主将を務めるサラ・ヒリニ選手は5月以降に合流する。新ヘッドコーチはパールズOGでニュージーランド7人制元代表のジャンナ・ヴォーン氏が務める。

この日は選手を代表して共同主将の齊藤聖奈と山中美緒の両選手があいさつ。女子7人制で五輪2大会連続出場中の27歳の山中選手は「去年果たせなかった三冠を必ず達成する。自分が経験してきたことをチームに伝え、チーム一丸で頑張りたい」と抱負を語った。

パールズの今季最初の公式戦は太陽生命ウイメンズセブンズシリーズで、7人制の全国トップ16チームが5月20日から4戦に渡って対戦。6月17、18日の第3戦はスポーツの杜鈴鹿サッカー・ラグビー場で予定されている。