田中達也さんが「見立ての世界」表現 四日市で「MINIATURE LIFE展」

【フランスパンを峡谷に見立てた作品「大自然がごちそう」(右)などが並ぶ会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重テレビと四日市市文化まちづくり財団などは14日、同市安島の市文化会館第一展示室で、県初となる「MINIATURE LIFE展~田中達也 見立ての世界」を開いた。月曜休館(第2月曜日を除く)。入場料は一般1200円、小中高生800円。5月28日まで。

田中達也さん(41)=鹿児島県在住=はミニチュア写真家で見立て作家。ジオラマ用の人形を使い、ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てたアート作品の実物と拡大写真合わせて約150点を展示している。

作品は「ワーカーズ」「スポーツ」「アドベンチャー」「ユニバース」など九つのゾーンに分けて展示。ブラシを稲穂に見立てた「田舎ブラシ」、地球に見立てたチョコミントアイスの上を遊泳する宇宙飛行士「地球は甘かった」、フランスパンなどで作った峡谷「大自然がごちそう」、台所用品で作った遊園地「ディッシュニーランド」などが並ぶ。また、三重県をテーマにした特別作品「福1グランプリ」は、レーシングカーに見立てた赤福餅がサーキットに並んでいる。来館者らは、遊び心あふれる作品に見入り写真に収めていた。

オープニングトークで田中さんは、趣味の写真をインスタグラムに上げるうちに、集めていたミニチュア人形を被写体にするようになり現在の「見立て」という作風になったと話した。また、映像を交えながら作品の制作、撮影、タイトルの付け方などを紹介し、「作品名はよくだじゃれと言われるが、作品をより印象深く覚えていただくための言葉の見立てだと思う。見立てを意識することで、日常がより楽しくなる」と語った。

【作品について語る田中さん=四日市市安島の市文化会館で】

田中さんは、平成23年からネット上に「MINIATURE CALENDAR」と題した写真シリーズを毎日投稿している。インスタグラムのフォロワーは国内外で370万人を超えている。作品は、同29年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックに使われた。