美術教室「あとりえタム」作品展 津の三重画廊

【「あとりえタム」の作品が並ぶ会場=津市中央の三重画廊で】

【津】津市一身田大古曽の画家、田村公男さん(70)が主宰する美術教室「あとりえタム」の作品展が12日、同市中央の三重画廊で始まった。30―80代の生徒16人と田村さんの作品計52点を展示している。16日まで。入場無料。

同教室は開設16年目。2年に一度成果を発表し今回7回目となる。

しゃれたショーウインドー、祭りの山車、色とりどりに描いた城の石垣、アトリエの鹿の角など、写実的な筆遣いもあれば独創的な色彩もあり多彩な作品が並ぶ。

一昨年名張市展市長賞を受賞した板野和郎さんの作品など公募展の入賞・入選作品のほか、別室ではタマネギを描いた全員の作品を一堂に展示している。

田村さんは「描き方ではなく、絵とは何かを勉強してもらっている。生き様を含めて尊重し作家を育てている」と話す。発表は2回目という藤村弥生さん(63)=津市東丸之内=は「自分が描くようになって美術作品の見方が変わった。友だちもできいい刺激になっている」と話した。