
【津】三重県共同募金会(小笠原まき子会長)は12日、津市桜橋2丁目の県社会福祉会館で令和4年度の共同募金配分金交付式を開いた。昨年10月から県全域で展開した一般募金運動で集まった金額のうち、経費、災害準備金等を除いた2億1889万3374円を、事前の申請を通過した県内福祉団体2団体と全市町と県の社会福祉協議会に配分した。
昨年度の募金実績は一般と歳末たすけあい合わせて2億7256万3778円で、2億8500万円の目標額に対し達成率は95・6%。前年度実績から約230万円減となったものの、達成率は3年ぶりに前年を上回った。
式では小笠原会長が「昨年は2年ぶりに街頭啓発など運動が展開できた。社会は複雑化し県民の意識も変化しており配分事業が共感を得られるよう見直してきた。持続的に地域福祉の推進に役立てていただくよう理解をお願いしたい」とあいさつし、福祉団体代表の日本ザ・チャレンジドゴルフ協会と市町社協代表の菰野町社協にそれぞれ交付書を手渡した。
同会によると福祉団体への交付はより多くの新規団体に配分できるよう昨年から申請を1団体3回までと要綱を改め、今回は同協会と県国際交流財団の2団体となった。