信楽の魅力切り取る 伊勢で金子さん写真展 三重

【約3年間、信楽町に通って撮影した作品を紹介する金子さん(左)=伊勢市川端町の尾崎咢堂記念館で】

【伊勢】三重県伊勢市川端町の尾崎咢堂記念館で8日、同市大湊町のアマチュア写真家、金子政文さん(75)の写真展「緋色(スカーレット)の里と狸囃子」が始まった。観覧無料、16日まで。月曜日は休館。

20歳から写真を始めた金子さんは、中断期間を挟んで55歳から再びカメラを手にし、一つのテーマを掘り下げて撮影する独自のスタイルを確立。各地で個展を開いて作品を発表している。

同展には令和2年から約3年間、信楽焼で知られる滋賀県信楽町に通って撮影した作品の中から、185点を選んで展示した。

信楽町を舞台に女性陶芸家の波瀾(はらん)万丈の人生を描いたNHK連続テレビ小説「スカーレット」にちなみ、観光目的で同町に出かけて窯元散策路マップを手に歩いたところ、あちこちに信楽焼のタヌキが置かれた町の雰囲気に引かれ、今回のテーマに決めたという。

会場には、陶芸家が窯に火入れする作業を切り取った作品、町中に並べられた信楽焼のタヌキや七福神、四季折々の風景、地元の祭りなどが並び、訪れた人の目を楽しませている。

金子さんは「写真を見て信楽に出かけてもらい、実際の雰囲気を感じてもらいたい」と話した。

同展は県立美術館県民ギャラリー(5月17―23日)や県立熊野古道センター(5月27―6月5日)など6カ所を巡回する予定。