ローン当座貸越根保証制度で覚書 3信用金庫と県信用保証協

【締結した覚書を持つ(左から)稲垣会長、森浦理事長、平塚常務理事、南部理事長=津市桜橋の県信用保証協会で】

三重県信用金庫協会加盟の三信用金庫と県信用保証協会は28日、津市桜橋の県信用保証協会で中小企業の資金繰り安定化を目的とした提携カードローン当座貸越根保証制度(コストアップ対応カード)取り扱いに関する覚書を提携した。

この保証制度は原材料価格の高騰による価格転嫁が困難な中小零細企業の資金繰りを支援しようと県信用金庫協会が県信用保証協会に提案し創設。対象は同一事業業歴が2年以上で2期以上の決算を行っていることなどが要件で、保証限度額は最大500万円。保証期間は1年間もしくは2年間で更新を含めると最大4年間の取り扱いが可能。貸付利率は各信用金庫所定の利率で、信用保証料は年率0・39%~1・62%。今年4月1日から取り扱いを開始し令和7年3月31日まで申し込みを受け付ける。

締結式では桑名三重信用金庫の平塚信行常務理事、北伊勢上野信用金庫の南部和典理事長、紀北信用金庫の森浦克好理事長、県信用保証協会の稲垣清文会長が覚書に締結。平塚常務理事は「この保証制度を活用し、資金繰り支援に努めていきたい」、南部理事長は「商品提案をきっかけに事業者の課題を拾い上げ、しっかり寄り添いながら支援していきたい」、森浦理事長は「東紀州は北勢に比べても経済的に著しく厳しい状況。企業が使いやすい商品を提供してもらい感謝している」と述べ、稲垣会長は「私たちのパートナーシップが確固たるものであることが新しい保証制度を世に出すことで証明できた」と話した。