人材不足克服にDX活用解説 四日市でセミナー

【講演する鈴置氏=四日市市安島で】

【四日市】三重県四日市市は27日、同市安島の市地場産業振興センターで「人材不足を克服するDX活用セミナー」を開いた。中小企業基盤整備機構(中小機構)中部本部、四日市商工会議所との共催。人手不足が叫ばれる中、約20人が参加し、熱心に聴講していた。

セミナーでは、主催者の開催挨拶の後、中小機構シニア中小企業アドバイザーの鈴置崇浩氏が講演。鈴置氏は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する背景▽「わが社(当店)もDX化だ!」に対する、気をつけておきたいこと▽DX活用に向けた取り組み事例(IT経営簡易診断、IT導入補助金、ハンズオン支援)―の順に解説。DXを活用した業務効率化、効率化につながるITツールやその導入事例、人手不足解消事例、活用できる支援制度などが紹介され、参加者らは懸命に耳を傾けていた。

鈴置氏は最後に「DXだからといってITやデータの話ばかりではなく、業務分析を含めた丁寧な準備が人手不足や成長戦略の成否を握る」「真の課題の見極め、誰が・何を・どうやるか?をはっきりさせていくことが大切」「人手不足を克服していく以上、創出した時間や労力に見合った価値をしっかりと見据えることは不可欠な取り組みとなる。ただ効率化だけ追っても人はやる気にならない」「この機運を機会ととらえる前向きさが大切」と強調し、講演を終えた。