桜名勝宮川堤の歴史自然紹介 伊勢の尾崎咢堂記念館 三重

【宮川堤の自然や歴史を伝える資料などが並ぶ会場=伊勢市川端町の尾崎咢堂記念館で】

【伊勢】三重県伊勢市の桜の名勝宮川堤の自然や歴史を紹介する企画展が、同市川端町の尾崎咢堂記念館で開かれている。4月5日まで。

市内を流れる宮川右岸の堤は、明治時代以降、地元有志によって桜が植樹された。桜並木は「一目千本桜」とも称され、現在は約700本が並ぶ。昭和12年に県の名勝に指定され、平成2年には「日本さくら名所百選」にも選ばれた。

企画展は、桜の時季に合わせ、市文化政策課が主催。宮川の堤防や桜並木にまつわるクイズや、川の洪水と治水の歴史、宮川流域の遺跡から出土した石器などについて、写真や古地図、解説パネルで伝えている。堤にあるソメイヨシノやヤマザクラといった桜の品種、堤で見られる野鳥や自生する植物なども紹介。桜の景観を次世代につなぐため、市と地元住民らが取り組む古木の再生プロジェクトの活動も説明している。

文化政策課の山本翔麻さん(28)は「宮川堤は、桜だけなく、楽しめるポイントがたくさんある。堤の歴史文化にも注目して、ぜひ訪れてほしい」と話していた。観覧無料。月曜休館(祝日の場合は翌日)。