ヒノキ材で皿づくり 亀山市美術展の特別講座

【参加者に彫り方の指導をする上長野さん(右)=亀山市東御幸町の市文化会館で】

【亀山】三重県の亀山市は、同市東御幸町の市文化会館で開催している「亀山市美術展」の最終日の19日、同館で特別講座「小さな葉っぱのお皿づくり」を開き、市民ら16人が参加した。

講座は、多気町の商業リゾート施設「ヴィソン」内で、自然に触れながら木工体験などが楽しめる、木と森の体験施設「kiond」の上長野ゆみさん(44)が講師を務めた。

参加者らは、上長野さんから、彫刻刀の三角や丸刃の先に指を持っていかないよう注意を受けた後、彫刻刀を使い分け、葉の形をしたヒノキの木片をくり抜き、サンドペーパーでなめらかにした皿にクルミオイルで仕上げた。

塚本志保さん(55)=同市関町富士ハイツ=は「中学生時代から約40年ぶりに彫刻刀を持ちました。難しかったが、無心になれて楽しかった」とし、「完成した皿には、腕時計などアクセサリーを置きます」と話していた。