3年ぶり顧問・役員会議 関西大阪三重県人会、事業計画など承認

【寄付をした村田会長(右)と目録を手にする一見知事=大阪市中央区のスイスホテル南海で】

関西大阪三重県人会(会長・村田吉優サイネックス社長)は17日夜、大阪市中央区のスイスホテル南海で顧問・役員会議を開き、10月14日にシェルトン都ホテル大阪で「関西三重県人の集い」を開催することなどを盛り込んだ令和5年度事業計画案と収支計画案を承認した。

同会議は、決議機関の役割を持つ役員会議と諮問機関の役割を持つ顧問会議を合同で開催して事業計画などへの意見を広く募り、相互交流を深めるのが目的。新型コロナウイルス感染症の影響で過去2年は中止になっており、3年ぶりの開催となった。

村田会長はあいさつで、「関西三重県人の集い」が新型コロナウイルスや台風の影響で4年連続中止になっていることに触れ、「4年間中止を余儀なくされたが、今年こそはぜひ開催したい。令和初の開催となるので協力をお願いしたい」と参加を呼びかけた。

同県人会最高顧問を務める一見勝之知事の県政報告もあり、リニア中央新幹線早期開業に向けた動きや、県の観光誘客などについて説明。

一見知事は観光で県の平均宿泊日数や外国人宿泊者数が全国でも低位にあることを挙げ、誘客促進策として阪急大阪梅田駅など主要駅への交通広告や体験型観光など滞在型観光の推進に取り組んでいると紹介。参加者に向け、「三重県こんないいところがあるんだよと広めてもらえるとありがたい」と魅力発信に協力を呼びかけた。

【村田会長から目録を受け取る林家菊丸さん(左)】

この日は、例年「関西三重県人のつどい」で行われていた寄付金の贈呈があった。村田会長から三重ボランティア基金会長の一見知事へ目録が渡された。また亀山市出身で昨年末、令和4年度文化庁「芸術祭」大衆芸能部門で大賞を受賞した落語家・林家菊丸さんに、村田会長から祝い金の目録が贈られた。