自分の気持ちに添う表現 玉城町で絵画教室展 三重

【個性豊かな作品を展示した「アトリエみずほ」の皆さん=玉城町宮古のギャラリーボナール伊勢玉城館で】

【度会郡】三重県玉城町宮古のギャラリーボナール伊勢玉城館で、志摩市浜島町の元中学美術教諭、黒島瑞穂さん(78)が主宰する絵画教室「アトリエみずほ」の作品展が開かれている。観覧無料、26日まで。

志摩市や南伊勢町の60―80代の女性10人が月2回、同市阿児町で開く教室に集まり、黒島さんの指導の下、励まし合ったり刺激し合ったりして楽しみながら作品を制作している。

19回目となる同展には、「自分の気持ちに添う表現」をモットーに描いた油彩や水彩、パステル画計39点を出展。旅先の思い出の風景や色彩豊かに描いた季節の花々、海女だった亡き母の姿、「マイスペース」をテーマに古いキャンバスを使って制作したコラージュ作品などが訪れた人の目を楽しませている。

黒島さんは「絵の中に皆さんの個性が出ている。いろんな気持ちを込めた作品を見てもらえれば」と話していた。