新年度予算案など71議案可決 三重県議会閉会、選挙戦へ

【一般会計当初予算を可決した本会議=県議会議事堂で】

三重県議会は17日の2月定例月会議本会議で、総額を8371億4千万円とする令和5年度一般会計当初予算などの71議案を原案通り可決し、59日間の令和5年第1回定例会を閉会した。

31日告示、4月9日投開票の任期満了(4月29日)に伴う県議選(定数48)までの議事日程は全て終了し、事実上の選挙戦に突入した。第2回定例会は改選を経て5月9日に開会する。

一般会計当初予算は山本里香議員(共産党、2期、四日市市選出)と稲森稔尚議員(草の根運動いが、2期、伊賀市)が反対。山本議員は国民健康保険事業特別会計予算などの5議案にも反対した。

全会一致で可決した65議案のうち、県営住宅条例の改正案は入居の条件としていた連帯保証人を撤廃し、代わりに法的な責任を負わない「緊急連絡人」を条件とする。4月1日に施行される。

今月末で任期満了を迎える木平芳定教育長(62)の後任に元県職員の福永和伸氏(62)を充てる議案には全会一致で同意。監査委員に弁護士の伊賀恵氏(48)=鈴鹿市=を選任する議案も全会一致で同意した。

議員提出の「花とみどりの三重づくり条例」も全会一致で可決した。条例は観賞用の植物や街路樹の活用推進を県に義務付けているほか、県民や事業者に対しては「積極的な活用」を努力義務と定めた。

継続審査となっていた旧統一教会や勝共連合と政治家の癒着究明を求める請願は、賛成少数で不採択とした。新政みえ、共産党、草の根運動いがの21人が賛成、自民党、草莽、公明党の26人が反対した。

また、この日は10期40年にわたる在職期間をたたえ、中川正美議員(72)(自民党、伊勢市)と、西場信行議員(71)(同、多気郡)への表彰を全会一致で決議した。両議員は議場で表彰を受けた。

前野和美議長は閉会のあいさつで、新型コロナの対応や一見県政の誕生などを振り返った上で、県議選の立候補予定者には「当選の栄誉を勝ち取り、再び活躍することを祈念する」と述べた。

一見勝之知事はあいさつで、今期限りで引退する前野議長ら5人の議員に「県政の推進に尽力し、県の発展に大きく寄与された。これからも前議員として叱咤(しった)激励いただきたい」と述べた。