卒業証書用額縁を寄贈 亀山の加太小に三栄林産、地元産ヒノキ使用 三重

【卒業する児童に額縁を手渡す坂会長(右端)=亀山市加太板屋の市立加太小学校で】

【亀山】三重県亀山市加太中在家の木造建築・製材業「三栄林産」(坂英哉会長)は14日、加太板屋の市立加太小学校(武内早奈美校長)を訪れ、本年度卒業する6年生の卒業証書用額縁を寄贈。6年生4人に手渡した。平成25年度から毎年寄贈している。

額縁は縦33センチ、横46センチで、地元加太産のヒノキ材を使用。同校の昭和56年度卒業生の坂会長(53)は「後輩でもある卒業生に、地元企業として児童に形になるものを残してあげたい」とし、「今年で10年目になります」と話していた。

6年生4人は「ありがとうございます。大切に残します」と礼を述べた。武内校長は「20日の卒業式で、6年生4人に額縁に入れた卒業証書を渡します」と感謝した。

同社は、永年にわたり加太小の卒業生に額縁を寄贈していることで、市教委会から「令和4年度教育功労者表彰」(同4年10月2日付)を受賞している。