鈴鹿市に食品など寄贈 鈴鹿商議所女性部「子どもの貧困などに」 三重

【寄贈した食品などを紹介する4人の副会長ら=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の鈴鹿商議所女性部(日置尚代会長)は10日、同市役所を訪問し、地域貢献活動の一環として、市に食品など904点を寄贈した。

寄贈は経済的に困難な女性や家庭の支援が目的。会員らを中心に、家庭内の未使用食品の提供を呼びかけ、1月10―31日まで鈴鹿商議所で回収。レトルト食品や缶詰、コメ、石けん、ごみ袋など、ミカン箱に換算すると計20箱以上相当が集まった。

この日は、芝信子副会長(72)ら副会長4人が来庁。長谷川明美副会長(62)が「社会課題の一つである子どもの貧困や、コロナ禍で弱い立場にある女性への対応として何ができるのか、SDGs(持続可能な開発目標)を道しるべに今年度は『食』の支援をさせていただく」と、欠席した日沖会長のあいさつ文を代読した。

末松市長は芝副会長に感謝状を手渡し「困っている家庭の役に立てるよう活用する」と謝辞を述べた。

寄贈品は子ども家庭支援課を通じ、養育支援訪問事業で配布する。