「まとい」と「竿頭綬」ダブル受賞 鈴鹿市消防団、市長に報告

【ダブル受賞を喜ぶ消防団員ら=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】鈴鹿市消防団(杉本賢志団長)がこのほど、消防団として最も名誉ある日本消防協会特別表彰「まとい」を初受賞。併せて、市消防本部と合同で消防功労者消防庁長官表彰「竿頭綬(かんとうじゅ)」も受章した。十日、同市役所で末松則子市長にダブル受章を報告した。

特別表彰は全国約2200の消防団の中から、毎年十団体に授与される。同消防団は団員定数に対する高い充足率を維持していることや災害などへの出動回数、訓練の実施回数などの活動が高く評価された。

同長官表彰は鈴鹿市消防本部との合同受賞で、平成二年以来32年ぶり二度目。消防出初式や火災予防運動などで防火・防災思想の普及に努めてきたことや映像通報システムの運用、大規模災害対応団員の活躍などが優秀と評価された。

来庁した杉本団長(72)=同市林崎二丁目=は「名誉ある受賞は市の誇り。これからも前に向かって進んでいく」と話した。

末松市長は「受賞はみなさんの日ごろの活動のたまもの。後輩たちの励みにもなれば」と激励した。

表彰状や授与されたまといなどは13―27日まで、市役所市民ロビーで展示する。