非常事態宣言を発令 労災事故多発で三重労働局

労災事故が県内で急増しているとして、三重労働局は9日、県全域に「労災死亡事故非常事態宣言」を発令した。発令は令和2年10月以来。関係団体に対策強化や会員事業所への働きかけを要請した。

同局によると、今年は8日までに県内で20―70代の7人が労災で亡くなった。教育研究、卸売、建築工事、道路貨物運送、食料品製造、林業、農業で1人ずつ。既に前年中の8人に迫っている。

けが人を含めた休業4日以上の死傷者数も、2月末時点で前年同期比9・4%(21人)増の244人。製造業は前年同期比11人増の73人、道路貨物運送業は7人増の37人に上る。

宣言は金尾文敬局長名で発令。「労災はいかなる状況でもあってはならない。相当の危機感を持って防ぐ必要がある」と強調。「関係者が一体となった取り組みによる撲滅を願う」としている。