予算編成の方針など問う 亀山市議会代表質問 三重

【亀山】三重県の亀山市議会3月定例会は8日、本会議を再開。岡本公秀(新和会)、草川卓也(結)、服部孝規(共産)、新秀隆(公明)の4議員が、新年度予算編成の方針や新庁舎整備などについて代表質問した。

新年度予算編成方針について、櫻井義之市長は「コロナ禍以前の地域社会に戻すのではなく、健康づくり活動の推進や地域医療体制の充実など、さらなる健康都市政策を積極的に進め、コロナ禍で傷んだ社会活動の再生にしっかり取り組む」と語った。

一方、新庁舎整備について原田和伸総務財政部長は「庁舎建設費と用地取得、システム導入費など総事業費を約95億円と試算している」とし、「市民の利便性、安全性など庁舎の在り方を見据えた上で、財源の負担も考慮し、可能な限りシンプルでコンパクトな庁舎とする創意工夫が考えられる」と理解を求めた。市が作成した「新庁舎整備基本計画(骨子案)」には、建設候補地として市営住山住宅周辺▽同和田住宅周辺▽西野公園周辺▽亀山駅周辺▽天神・海本町地域―の5カ所を記しており、令和5年度中に候補地を決定、同12年度開庁を予定している。総事業費約95億円の内訳は、起債60億円、庁舎建設基金20億円、一般財源として15億円を見込んでいる。