宣長の有意義な旅の記録 松阪の記念館で企画展 三重

【松阪】三重県松阪市殿町の本居宣長記念館は7日、春の企画展「旅する宣長」を始めた。会期は6月4日まで。

宣長は古典にゆかりのある場所を訪ねたり、江戸に出かけたついでに富士山に登って門人と面会するなど有意義な旅を追求した。日記や小遣い帳、交流の記録などから宣長の姿をとらえる。国重要文化財33点を含む82点を出品する。

吉野飛鳥地方への旅を記録した「菅笠日記」は執筆直後から高い関心を集めた。また「古事記伝」の刊行事業に携わっていた門人を名古屋に訪ねた機会を活用し、ヤマトタケルが亡くなった場所「能褒野(のぼの)」の調査をしている。宣長自筆の「吉野諸郡図」や、門人坂倉茂樹の「能褒野陵考」を展示する。

展示説明会は3月18日と5月20日のいずれも午前11時から。入場料は大人400円、大学生300円、小学4年―高校生200円。