一年の無事を祈願 伊勢・松尾観音寺で初午大祭 三重

【線香の煙で身を清める参拝者ら=伊勢市楠部町の松尾観音寺で】

【伊勢】厄除けで知られる三重県伊勢市楠部町の松尾観音寺で28日、初午(はつうま)大祭が始まった。3月1日まで。

同寺は約600年前、本堂が火災にあった際、境内の池から龍神が現れ、本尊を守ったという伝説があり、毎年3月の最初の午の日に合わせ、厄除けや開運を祈願する大祭が開かれる。

初日は朝から多くの参拝者が訪れ、境内で線香の煙を浴びて身を清めたり、本堂で祈祷(きとう)を受けて、一年の無事を祈願していた。厄払いの縁起物「ねじりおこし」や「猿はじき」などの屋台も並んだ。ハンカチなど、身に付けているものを境内に置いていく厄落としの風習は、感染症対策として今年も中止された。

木造隆誠住職(50)は「厄年に限らず、一年の無事を祈願したり、平和を祈る人が増えている。お参りし、一年を穏やかに過ごしてほしい」と話していた。