奉納美術品を特集展示 伊勢・神宮美術館、絵画や書など 三重

【伊勢神宮に奉納された絵画や造形などの美術作品が並ぶ会場=伊勢市神田久志本町の神宮美術館で】

【伊勢】三重県伊勢市神田久志本町の神宮美術館で17日、伊勢神宮に奉納された美術品を紹介する特集展示「神宮式年遷宮奉賛美術品展」が始まった。令和2、3年度に新たに奉納された絵画や書、造形作品など5点が並ぶ。4月25日まで。

文化功労者や日本芸術員会員といった日本を代表する作家5人が手がけた奉納作品を展示した。

日本画家の田渕俊夫さんがびょうぶに描いた「惶(こう)」は、雲海の中から白い筋がうねるように垂れ、竜巻のような光景が墨の濃淡で巧みに表現されている。首相官邸に展示されたこともある、彫刻家・山本眞輔さんの「祈り」をテーマにしたブロンズ像や、春山文典さんのアルミニウム素材を使った遊び心ある立体造形「天空の廻廊」などもある。常設展示として、同館収蔵の38点も展示している。

学芸員の中村潔さん(62)は「コロナ禍の影響で奉納された作品は少なかったが、日本画、洋画、書、造形と各分野の多様な作品が寄せられた。一つ一つ作品の特色を鑑賞してほしい」と話していた。

木曜休館。観覧料は大人500円、小中学生は100円。