名張市役所を家宅捜索 贈収賄事件で三重県警 容疑者2人送検

【収賄容疑で送検される中西容疑者=名張署で】

名張市発注の営繕工事を巡る贈収賄事件で、三重県警捜査本部は16日、収賄容疑で逮捕された同市営繕担当室長、中西隆之容疑者(52)=名張市百合が丘東=の勤務先の市役所などを家宅捜索し、契約関係の書類など資料約100点を押収した。

【市役所に捜索に立ち入る県警の捜査員ら=名張市役所で】

この日は午前9時45分ごろ、捜査員18人が市役所に立ち入り、中西容疑者が所属していた営繕住宅室や、事業発注元の子ども家庭室などを中心に約4時間かけて捜索した。

贈賄容疑で逮捕された中井章仁容疑者(32)=同市つつじが丘南=の勤務先である小川電気工事(同市桔梗が丘)も既に捜索済みとしており、押収資料と共に事件の全容解明を進める。

また県警は同日、両容疑者をそれぞれ収賄と贈賄容疑で津地検に送検した。

送検容疑は、令和3年3月に契約締結した市発注の蔵持小学校区放課後児童クラブ引込電源切替工事の随意契約に関する業者選定について、便宜を図った見返りや今後の取り計らいへの謝礼などとして同年5―7月までの間、名張市内で複数回にわたりゴルフクラブ計15本(約40数万円相当)を受け渡しした疑い。

県警は両容疑者が少なくとも数年前から仕事を通じて知り合ったとみており、別の工事でも便宜を図った可能性がないかを含めて事件の詳細を調べている。