生活困窮者に食品寄付を 鈴鹿市、量に応じてポイント付与 鈴鹿市・市フードドライブ推進事業

【食材の寄付で発行されるポイントカード=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は2月15日から、市民を対象に、家庭で消費できずに食品ロスとなる食材の寄付を募り、集まった食材を生活困窮者の支援につなげる市独自の「フードドライブ推進事業」を始める。寄付者には食材の量に応じてポイントを付与し、10ポイントで500円分のギフトカードを進呈する。

国の「食と暮らしの『グリーンライフ・ポイント』推進事業」を活用。食材寄付でポイントを付与する取り組みは県内初という。今年度の事業費は約140万円。

寄付対象となる食材は缶詰、乾物、乾麺、インスタント、レトルト食品、調味料など。未開封で常温保存可能、賞味期限が1カ月以上のもの。飲料や玄米は対象外。

食材500グラムにつき、1ポイントをポイントカードに付与。1回の寄付による付与上限は10ポイント。

食材の持ち込みやポイントカード発行、ギフトカード進呈などの対応は市役所環境政策課窓口で。

26日の定例記者会見で末松則子市長は「たくさんの市民のみなさんと連携して、食品ロスへの取り組みを推進していければ」と話した。