皇大・村田が自主トレ NPB目標の大型右打者「スイングスピード高める」

【村田怜音(皇學館大)】

東海地区大学野球連盟の皇學館大の中軸打者、村田怜音(3年・相可)が11日、キャンパスのある三重県伊勢市で自主トレーニングを開始した。同大初のNPB入りを目標に掲げる身長196センチ、体重115キロの大型右打者。月末の全体練習開始を前に、チームメートや大学野球の引退後独立リーグの四国IL徳島に進む大野凌児(4年・松阪商)ら先輩と年明けから熱気あふれる練習を続ける。

3年秋の同連盟三重県リーグでは打率4割8分4厘、本塁打4本などの成績でMVP初受賞。神宮大会4強の名城大に次ぐ2位で全国大会の切符をあと一歩で逃した昨年10月の東海地区・北陸・愛知3連盟王座決定戦ではダイムスタジアム伊勢で開催の金沢学院大戦でセンターオーバーの2ランを放ち敢闘賞を受賞した。

秋以降、止まったボールを打つ練習を毎日2、300球こなして「スイングスピードを高めること」を目指した。さらに始めたのが三塁の守備練習。定位置は一塁手だが出身高の相可高校に出向いて「サード(三塁)の守備のノックをとことん受ける」練習を繰り返してきたという。

すべては「上(NPB)で戦っていくため」。勝負の年の幕開けに際し「チームとしては神宮で勝ちたい。個人としてはアピールしまくりたい。まずはオープン戦1発目の試合に100パーセントの力でぶつかれるよう準備する」と意気込んでいる。