特殊詐欺に注意、高齢者に呼びかけ 桑名の宅老所で講話 三重

【高齢者を前に特殊詐欺被害について話す木地事務局長(後方)=桑名市桑部の桑部まちづくり拠点施設で】

【桑名】三重県桑名市桑部の桑部地区宅老所「桑の実」は15日、宅老所の隣にある桑部まちづくり拠点施設で、特殊詐欺被害をテーマにした桑名地域生活安全協会の木地茂事務局長による講話を実施した。

桑名署管内の木曽岬町の80代女性が8日、病院関係者や息子を名乗る男などから次々とかかる電話を信じ、現金100万円をだまし取られる被害があった。木地事務局長はこうした手口の被害が今後も発生する恐れがあるとして注意を呼びかけた。

また、8月末に伊賀市でインターネットバンキングを悪用した詐欺被害が発生し、同様の手口でだまそうとする予兆電話が桑名市内にもかかってきていることを伝えた。

宅老所を利用する高齢者とボランティアスタッフの計25人が参加し、熱心に耳を傾けていた。