津商高が団体・個人とも全国初優勝 情報処理競技大会

【団体初優勝を喜ぶ(左から)山本さん、冨永部長、奥野さん、今村さん。奥野さんは個人初優勝も果たした=津市渋見町の県立津商業高で】

【津】三重県津市渋見町の県立津商業高コンピュータ部が、7月31日に千葉県浦安市であった「第34回全国高等学校情報処理競技大会」(全国商業高等学校長協会など主催)で団体、個人とも初優勝した。県予選で強豪校の厚い壁を破り25年ぶりの代表を手にした勢いそのままに、全国大会でも2位校を大きく離し、同校初の快挙を成し遂げた。個人で2年の奥野蒼生さん(16)が優勝、3年の山本沙弥さん(17)が準優勝とワンツーフィニッシュで団体優勝に大きく貢献した。

同大会は全国の都道府県予選を勝ち抜いた商業高生が、関連用語とデータベース▽表計算とアルゴリズムーの2部門の合計点を競い、個人の得点を基準に団体、個人の順位を決定する。今大会は47都道府県の代表校各3人に個人枠を含め231人が出場した。

同部は伊藤靖司、山本葉子両顧問の指導の下、県予選前から分野別に基礎練習を重ね、本番同様に時間を計って過去問に取り組んだ。全国大会では奥野さん、山本さんと共に出場した冨永紗生部長(18)も佳良賞に入賞し、600点満点の合計得点で2位校に50点以上の差を付ける好成績を残した。

個人優勝した奥野さんは「うれしい」と控えめに喜び「情報処理はとりわけ得意。過去問を全て完璧にできるようになって来年も優勝したい」と先を見据える。県予選で個人優勝し、全国準優勝の山本さんは「一番を取れなかった」と悔しさをにじませつつ「アルゴリズムの知識が付くことで物事を順序立てて考えられるようになった。具体的には決めていないが将来は情報処理関係に進みたい」と話す。

同大会の県予選は全国大会より1人多い4人の合計点で競う。3人と共に県予選に出場した3年の今村亮太さん(17)は「僕がさぼったら全国に行けないと思い頑張った」と振り返る。

冨永部長は「日々の練習は時間も長く大変だったがみんなで一丸となって頑張った成果が出た」と喜びをかみしめている。