被ばく体験聞き、平和考える 伊勢で「中学生平和サミット」 三重

【意見を出し合う生徒ら=伊勢市の桜浜中学校で】

【伊勢】三重県伊勢市の中学生らが平和について考える「中学生平和サミット」が3日、同市の桜浜中学校で開かれた。市内10校の代表生徒が、広島市とオンラインでつないで被ばく体験者から話を聞いた後、平和をテーマに意見交換した。

同市は昭和59年に非核平和都市宣言し、平成六年から毎年、8月6日に広島市で開かれる平和記念式典に、市の代表として中学生を派遣してきた。新型コロナの感染拡大で、一昨年から派遣を中止する中、昨年に続き平和について考える学習会を開いた。

各校代表の3年生19人が参加。広島市の被ばく体験者の講話の後、「あなたにとって平和とは何か」のテーマで意見を発表しあった。生徒らは、「争いがなく、助け合うこと」「差別や誹謗(ひぼう)中傷で傷つく人がいない社会」「当たり前の日常」などと、一人ずつ思いを語った。また、5班に分かれ、平和な世界のために自分たちに何ができるか話し合った。

御薗中の北村珠梨さん(14)は「原爆や戦争に関する本をよく読む。実際に被ばく者の体験を聞き、すごいことが起きていたんだと思った。戦争体験者が減り、伝える人もいなくなる。学校で、平和の大切さを伝えたい」と話していた。