「公費の祝電なし」 旧統一教会の関連行事、県議への回答で三重県

三重県は3日、旧統一教会の関連行事に当時の知事名で祝電を送った疑いがあるとして稲森稔尚県議(草の根運動いが、2期、伊賀市)から受けた文書質問に回答した。「公費による祝電はなかった」としている。

回答書は「公費による祝電送付の有無を調査したところ該当はなかった」と説明。「不法行為が繰り返し認定されている団体と行政との関係は、行政の関与で違法な行為を助長しないよう対応する」とした。

昨年度までの10年間で県や市町に寄せられた「開運商法」に関する相談は268件だったと回答。うち旧統一教会に関係する相談は3件で、内容は「個人情報に当たる」などとして明らかにしていない。

稲森議員は先月19日に質問書を提出。令和元年10月に愛知県常滑市で開かれた旧統一教会の関連行事に「当時の知事が祝電を寄せたとの報道がなされた」と指摘し、事実関係を調べるよう県に求めていた。

県は回答書の作成に当たり、前知事側への調査はしなかった。秘書課は「公務で祝電を送った事実はないことは確認したが、行政が政務の活動を調査することはできないと判断した」としている。

稲森議員は取材に「県が前知事に調査をしないことは、旧統一教会と政治、行政の関係を甘く見ていることの表れ。責任を持って調べるべき」と主張。「引き続き旧統一教会との関わりを追及する」としている。