学童で子どもら能楽体験 喜多流の長田さんら手ほどき 三重

【長田郷さん(左端)の手ほどきで小鼓に挑戦する児童ら=津市久居東鷹跡町の久居アルスプラザで】

【津】三重県津市で広域対応型学童保育などを運営するどんぐりの会は3日、同市久居東鷹跡町の久居アルスプラザで「古典ふれあい教室」を開いた。津市の喜多流能楽師、長田驍さん(83)郷さん(50)親子らが手ほどきし、同会の学童に通う市内9小の1―6年80人が伝統の能楽に理解を深めた。

日本の伝統芸能に触れる初めての企画。同会の関連施設に家族が勤める縁で長田さん親子と弟子の平塚昭子さん(77)=名古屋市=が協力した。

驍さんは能が700年前に始まった儀式であることや能の動きが足を上げず擦って歩く「舞」であることなどを解説。郷さんはなぎなたを手に「船弁慶」の一節の仕舞を披露した。

その後高学年児童は二班に分かれ小鼓に挑戦。郷さんらから「指の力を抜いて下から打つ」や「調べを握って締めると音の高さが変わる」などと教わった。同学童の雪岡育子主任(39)が小面と装束を着け登場する場面もあった。

小鼓を初めて触った高茶屋小5年の西田しづりさん(10)は「最初は音が出なかったけどこつを聞いてやったらうまく出た。お面も形があり、昔の人がしていた能のことが分かった」と感想を話した。