一陽会会員の寺井さん個展 津の三重画廊、「まだ見ぬ世界へ・過去・現在・未来」

【作品を紹介する寺井さん=津市中央の三重画廊で】

【津】絵画公募団体「一陽会」会員の寺井三泰さん(59)=津市一志町=の個展「まだ見ぬ世界へ・過去・現在・未来」が3日、同市中央の三重画廊で始まった。同団体出品の大作から小品まで15点を展示・販売している。7日まで。

寺井さんは県立津西高、大阪芸術大出身。中学校美術教諭と並行して自身の制作を継続し27歳から同団体に出品する。同画廊での個展は5年ぶりの開催。

関係が孤立化する現代人をカプセルになぞらえた「生命群」や版木にタイプライターのキーボードを緻密に彫った「斜光」など硬質さが際立つ約20年前の作品や、未来から見た扉をイメージした「PAST NOW」、パネルに鉛筆で描いた「未来を担うあなたへ」など、より手跡を残した近作があり表現の変遷を見ることができる。

寺井さんは「自分の中の変化を振り返りつつ次への方向を見つけたい」とし「(コロナ禍の)この2年で『普通』の概念が崩れこの先を考える機会になった。それぞれのこれからを考える機会になれば」と話した。