亀山列車銃撃事件から77年 遺族ら犠牲者追悼法要 三重

【サンガの住職5人による追悼法要=亀山市天神2丁目の中村公民館で】

【亀山】亀山の市民団体「戦争遺跡に平和を学ぶ会」(服部厚子代表)は2日、三重県亀山市天神2丁目の中村公民館で、「亀山列車銃撃事件」を悼む追悼法要を行った。犠牲となった人の遺族や市内外から計48人が参列した。

事件は、終戦直前の昭和20年8月2日昼過ぎに発生。軍人と民間人を乗せた亀山駅発鳥羽行きの列車が同市天神町の鈴鹿川鉄橋を渡り終えた時、米軍機(P51)2機の銃撃攻撃を受け、40数人の国民が死亡した。同会は、この事件を後世に伝えるため、事件の起きた8月2日に合わせ、6年前から「亀山若手僧侶の会・サンガ」による追悼法要をしている。

【事件現場付近で説明をする岩脇さん(左端)=亀山市天神2丁目で】

サンガの5人の住職による追悼法要の後、公民館近くの事件現場では、同会の岩脇彰さんが「ここで、多くの軍人と民間人が犠牲となった」とし、「鉄製のレールに弾痕の後があったと言われている」と説明した。当時、犠牲となった鈴木磯吉さん(享年55歳)の孫で遺族の山川了さん(66)=鈴鹿市在住=は「当時の話は叔父や叔母から聞いていました」とし、「77年経って初めて現場を訪れることができ、もやもやしていた気持ちがすっきりしました」と語った。

服部代表は「8月2日を、命の尊さと戦争の悲惨さを思い返し、平和への誓いを確かめる日にして、この出来事を風化させず、伝えていく」と話していた。同会では、列車銃撃事件の情報を呼びかけている。

問い合わせは服部代表=電話090(5629)7162=へ。