南伊勢町長など給与減額 職員の横領事件受け、病院長らに懲戒処分も 三重

【横領事件を受けて自身を含む職員給料削減を提案する上村町長=南伊勢町議会議場で】

【度会郡】三重県の南伊勢町議会臨時会は1日開会。6月に発覚した元職員による病院事業と水道事業会計での公金横領事件を受け、管理監督責任として町長と副町長、教育長の給料減額案を可決した。8月から来年1月までの半年間、町長の月額給料を3割減額。副町長は10月まで3カ月間の月額給料を2割減、教育長は同じく3カ月間の月額給料を1割減とした。総額は177万6千円。

また事件の発生原因と損害概要の解明、当該職員を含めた損害賠償の可否や賠償金額、病院事業と水道会計以外の再監査などについて、意見を求めることを目的とした個別外部監査契約を締結するとし、条例改正案など関連議案を提案、可決した。契約は弁護士との随意契約で、契約費用は165万円以内としている。

町は同日、公金横領事件の内部調査結果を公表。被害額について、水道事業で平成29、30年度にかけて約1250万円、病院事業で令和元年―4年度にかけて約1億5540万円の合計約1億6790万円とし、同日現在で約652万円の被害弁済があったとした。

併せて管理監督責任として、平成29―令和4年度に勤務していた病院長と病院事務長、病院総務係長と上下水道課水道係長計8人についてそれぞれ7月27日付で減給、戒告の懲戒処分としたと発表した。

上村久仁町長は取材に対し、「町民に多大な迷惑をかけており、原因究明を急ぎたい。起きたことへのけじめとして給料の減額を決めた」と話した。